Google Readerのサービス終了

 Googleサービスも以前から当たり外れがあるようで、外れのサービスはいずれ廃止されることになっていた。今夏(7月1日)にはGoogle Readerがサービス終了することになった。ただこれは時代の流れといえそうだ。

「Google Reader」終了 7月1日に ユーザー減少で(ITmedia)
Googleの“春の大掃除”で「Google Reader」他8サービスを終了

 そもそもRSSリーダーは最新ニュースや最新情報を日常からチェックするのに有用なのだろうが、自分はあまり必要を感じていなかったせいもあって、フィードするニュースやサイトなどを登録したきり放置していたのが実情だった。リアルタイムで最新情報に注意をしていなければならない立場では、貴重なものだったかもしれない。


 RSSが普及するようになったのはブログの普及がきっかけだったと思う。ニュースだけでなく注目するブログ記事が更新されたことをいち早く知らせるというものである。しかし現在はWebサービスの中でブログは定着はしているものの、すでに中心ではない。その立場を追いやったのはSNSの普及である。SNSの中でのタイムラインは特別にRSSの仕組みを使わなくとも、最新情報が更新されたことがわかるようになっている。そして必要な情報の共有も楽である。わざわざ更新を知らせるツールは必要がないわけである。ブログのようなどちらかといえば単方向的なサービスから、双方向的なSNSへとユーザが移行した結果、Google ReaderのようなRSSリーダー利用者も減少してきたといえるだろう。


 ほかにも7つのサービスが廃止されるというが、直接的に影響するんちゃーものはなさそうだ。1つ気になったのはGoogle SketchUpという3Dモデリングソフトが昨年4月にすでに他に売却されていたということである。SketchUpGoogleにしては珍しいサービスだと思っていたが、やはり他から買収してまた売却しただけのものだったようだ。Googleマップの成功後はYouTubeからしてそうだが、ほとんどがベンチャー企業から買収してGoogleの名を冠したものであるようで、うまくいかなければサービス終了や売却も早いようである。巨大企業になったGoogleならでは、と言ってしまえばそれだけなのだが。