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ドコモが携帯純増数で2年ぶり首位

 ドコモがiPhoneを導入してから数ヶ月、昨年12月には(契約数−解約数)である純増加数で2年ぶりに首位になったという。明らかにiPhone導入効果とみられるがこれが長く続くかどうかである。

12月の携帯純増数、ドコモが2年ぶり首位 iPhone効果で約28万件(ITmedia)

 MNPが導入以降、予想された通り、ドコモから他のキャリアに転出するケースが最も多く年々増加し、ドコモも危機感を強めていたはずである。これはiPhoneだけの問題とは思えない。


 遡ればソフトバンクとのiPhone導入の争いに破れ、その後のガラケーからスマホへの切り替えの戦略を誤った結果だといえるだろう。いまだにお役所的な体質を引きずっているとしか思えない。日本のメーカーがスマホの開発から撤退しているのはドコモにも責任の一端があるように思える。つまりユーザが望むような製品やサービスを提供できていなかったからだといえる。


 iPhoneが欲しかったドコモユーザや、他キャリアでiPhoneは使ってきたが、やはりドコモ回線で使いたいというユーザが出戻りしてきているのかもしれないが、これが一時のことか継続できるかである。iPhoneといってもソフトバンクが導入以来、ある意味定着してしてしまっていて、かつてほどの話題性はない。それにドコモとしても端末を100%iPhoneにしてしまうことはできないだろう。「iPhoneが使える」ではなく「iPhoneも使える」というスタンスでAppleマニアを中心に取り込んでいくのだろう。


 iPhone導入が噂された頃「契約数の2割くらい取れるなら導入する価値はある」などとiPhoneに対して上から目線の評価をしていたが、他社製の端末も抱えている以上、苦しい弁明のように聞こえた。現実はiPhone導入失敗、他社製の端末の過剰な持ち上げぶりがユーザの失望を買い、ドコモ離れに拍車をかけたともいえる。そして昨年には背に腹は代えられなくなり、ついにiPhone導入に至ったというわけである。かつて交渉に失敗した相手のスティーブ・ジョブズが亡くなって、Appleもかつてのような威光に影が差し始めたことも、その後の交渉には影響したかもしれない。


 個人的には長年のドコモユーザでいまだにガラケーのままなのだが、すでに時代は変わりiPad miniWi-fiルータの環境になっているので、ただちにiPhoneに飛びつく理由がなくなってしまっている。今のガラケーの同じ通信料のままでiPhoneに移行させてくれるなら考えてよいのだが、ドコモは長年のユーザに対して使い物にならないポイントサービスなどより、そうしたサービスを提供してもよいくらいだと思っている。