Google Mapsに天気情報が追加

 Googleマップに「天気情報」が加わった。Googleマップには「ストリートビュー」や「ルート・乗換案内」など、機能が追加されてきているが、とうとう天気情報までという感がする。

Google、「Google Maps」に天気情報レイヤーを追加(ITmedia)

 これまでネットで天気予報を調べるというと、Yahoo!Japanの天気情報か天気予報の専用サイトを調べたりしたものだが、Googleマップには地図情報の関連情報として天気や気温を知ることができる。目的からすれば、外出先への経路などと同時にその地域の天気も知ることができるということになる。単に明日、明後日の天気というより、どちらかというと現在の天気情報という意味の方が主であるようだ。


 今年は猛暑で天気というより、今日明日の気温はどれだけ上昇するのか、熱中症への注意の呼びかけなどもあって気になるところだった。今日8月20日現在では、関東圏では突然気温が30度よりも下がり、過ごしやすくなって、やれやれの状態であるが、いつまた猛暑日が復活するか戦々恐々としているところだっただけに、Googleマップの天気情報の機能追加には関心が向いた。


 昔から天気予報といえば、テレビのニュースの後に付加的に見るものとしてのイメージが強かった。本当は天気予報だけ見たいのだけれど、油断していると見逃してしまうので、仕方なくニュースの時間から該当チャンネルに合わせておく。面白いニュースばかりだといいのだが、暗いニュースや腹立だしいニュースも見せられてしまうこともしばしばである。またテレビは「お天気姉さん」が登場以来、すっかりバラエティ化して、本来の目的にはそぐわなくなったように思える。何より知りたいときに、なかなか天気が知れないことがもどかしい。結局、出かける前に空を見上げながら「今日は午後あたりから雨が降るかもしれない」くらいの自己予報をするしかなくなる。


 天気情報は時々刻々変化するという点と、リアルタイムに求められることから、まさにネットで得るうってつけの情報である。独立した情報だけでなく、地図情報に関連した情報として表示するというところに、やや目新しさがある。これまでは天気そのものを、地域別に表示するために地図を使っていた。ところがGoogleマップでは、地図や経路に関連した情報として天気情報を得るということである。本格的な天気情報としてはYahoo!Japanの方が詳しそうだが、今夏のように行った先では、どれだけ気温が上がっているのかを知りたい程度であれば、Googleマップで十分ということになる。ちなみにYahoo!Japanではわからないが、米Yahoo!Googleはともに天気情報はweather.comから得ているようである。