2011年間検索ランキング

 GoogleYahoo!Japanから2011年の検索ワードの年間ランキングが発表されている。ほぼ共通しているが、世相的には震災関連が急激に伸びたことは、致し方のないところだろう。

Google 年間検索ランキング 2011
2011 検索ワードランキング(Yahoo!Japan)
Google年間検索ランキング、急上昇ワード上位は震災..(INTERNET Watch)
ヤフーの2011年検索ランキング、PCは「YouTube」、モバイルは..

 Google検索の総合1位は、なんと「Yahoo」。以下「YouTube」「mixi」「Facebook」「Amazon」「楽天」と続く。Yahoo!の方は1位「YouTube」、以下「mixi」「Amazon」「Google」「楽天」である。Googleで検索して、Yahoo知恵袋のようなYahooサイトに行っているのか、またYahooで検索してGoogleの検索結果にアクセスしているのか。国内では、Yahoo!JapanがGoogleと検索で提携したこともあるが、まだまだ検索では人気が根強いようである。またSNSでも、まだmixiの方が人気でFacebookを上回っていることを示しているようである。「Amazon」と「楽天」はネットショッピングの広がりを示しているようである。


 そしてトレンドを表すワードでは、震災と原発に関連するものばかりが急上昇している。本来なら知る必要もなかった原発放射線の影響のニュースや知識をネットから調べようとした人が急増した。自分自身もそうであるが、日常の生活にも直接関わることになったからで、当然といえば当然なのであるが憂鬱な気分になる。震災直後から、次第にマスコミ報道はあまり信用できなくなってきたので、ネットで震災前の情報を遡って調べたりした。結局のところ「よくわからない」というのが実感だった。専門家と称する人達でさえ見解が分かれたりしているのを見ると、結局のところ、全体の現状と将来の見通しを、実は誰もわかっていないのではないかと思えてきて、背筋が寒くなったものだ。


 そうした意味では、今年の検索ワードは「人気」を表すということにはほど遠い内容である。むしろ生活防衛と不安から、はからずも伸びた検索ワードだったといえるだろう。