TwitterがGoogle検索の新機能を批判
Google検索にGoogle+の情報が反映されるパーソナライズ機能が付け加わった。Google+がFacebookとTwitterに対抗するためのものとすれば、Google検索との連携も当然かのように思われた。しかしこれにTwitterが批判を加えた。GoogleはTwitterとの関係はよかっただけに、やや意外でもあった。
「検索結果をゆがめる」─Twitter、Google検索の新機能を批判(ITmedia) Google、検索結果にGoogle+のデータを利用したパーソナライズ機能を追加 原因は「Twitterとの契約切れ」-Googleリアルタイム検索..(2011.7.5)
Googleによると、昨年「Googleリアルタイム検索」が突然なくなったのは、Twitterとの契約をTwitter側が更新しないことを選択したためだという。もっとも本当のところはわからない。FacebookもTwitterもGoogle検索からやや遠くなったことで、Google+をやりやすくなったことは確かだろう。ただGoogle+をあまりGoogle検索の前面に出すと、独禁法への抵触の懸念も出てくる。Googleのオープン性が失われるイメージもある。
Twitterの主張はGoogle+の検索結果が一般の検索結果と混じり合うことになれば、ユーザに混乱を招くというものである。実際にこれは一理あるし、かつてブログの検索結果が一般Webの結果と混じり合うことによって、ある意味検索結果の質が落ちたような印象を受けた。そのうちブログを検索から除くとか、ブログ検索は別に設けるようになった。Twitterの検索も同様で「リアルタイム検索」が非常に便利だったのである。そのTwitterの検索がなくなり、Google+の検索結果が再び混ざり合うように見えるのであれば、Googleユーザであってもやや疑問ではある。Google検索はGoogleサービスにだけフォーカスしたものであってほしくはないからである。
このところGoolgeサービスの機能がインターフェースを含めて、様変わりしているようだが、あまりその変更に付いていけていない気がする。便利になるのはよいが「過ぎたるは及ばざるがごとし」ではないが、良い意味でのシンプルさが失われるのは避けてほしいものである。