Windows Azureにうるう年関連のバグ

 Windows Azureで障害が発生し、世界の複数地域で一時サービスが利用できなかったようだ。日本国内では実際の影響はあったのだろうか。

Microsoftの「Windows Azure」、閏年関連バグでダウン(ITmedia)
サービス ダッシュボード(Windows Azure)

 原因はうるう年に関連するアプリケーションのバグだったという。日付の問題だとすれば、何やら2000年問題を思い出させる話である。4年前といえば、まだクラウドサービスが立ち上がる前で、今回が初めてのうるう年を迎えたことになる。


 バグの存在はよくある話ではあるが、クラウドサービスで影響がどこまで広がるかが問題であろう。今回はその影響が悪い方に出たといえるだろう。クラウドサービスにとってはマイナスイメージになりかねない。Googleでいえば、数年前にGmailや検索でエラーが起きてサービスに影響が出たケースがあった。1つのバグやエラーがクラウドサービスにまで広がるとしたら、それはシステムの脆弱性と言わざるMをえない。Microsoftは最近はGoogleのサービスへの批判を強めているが、だからといってWindows AzureやOffice 365がよいとは言えないだろう。


 クラウドサービスはそろそろ認識や意識の問題は過ぎて、実際の運用の段階になっているが、万が一のクラウド側の障害に対する対応を考えておくべきということを意識させられる。