Google Chrome 23

 もうバージョン23にもなったのか?と思い、自分のChromeの「Google Chromeについて」を開いてみたら、確かにすでに23になっている。もはやバージョンとは思えない数字である。

Google、「Chrome 23」のアップデート公開 極めて深刻な脆弱性に対処(ITmedia)

 ブラウザの中では最も新参だったChromeだが、バージョンだけでいえば最も進んだブラウザになったようである。FirefoxChromeのバージョンの進み方に影響されたかどうかはわからないが、メジャーバージョンアップを早くするようになり、こちらは現時点でバージョン17に進んでいた。もっとも両者ともルックフィールはほとんど変化していない。昔であればメジャーバージョンアップすれば、インターフェースやら機能がガラリと様変わりしたものだ。しかし現在はそうしたバージョンアップに対する考え方そのものが変わってきたようだ。


 Chromeは当初、軽くてシンプルなブラウザという印象で利用していたのが、Googleサービス中心の利用となり、個人的には今ではFirefoxに代わり主に利用するブラウザになった感がする。それにはFirefoxが重い感があることと、セキュリティバージョンアップのせいかYouTubeが再生できなくなったことが大きい。Flash Playerのプラグインで何らかの対策をすれば再生できるようだが、何だか見ることができて当然のものが勝手に見られなくなってわざわざ作業しなければならないのが馬鹿馬鹿しい。GoogleサービスのYouTubeChromeで見るものと思えばいいだけの話である。


 同様にIEからもますます離れてきた。外部でIEしかインストールされていないようなPCを利用せざるをえないときはともかく、個人的にはSkyDriveにアクセスするときくらいで、こちらも立ち上げる機会が少なくなった。IE9にはある程度は期待をしていたが、HTML5などへの対応を見ると、やはり利用する意欲が失せてくるのである。必要もあってHTML5JavaScriptに力を入れたい現在ではなおさらである。そういった「敵失」もあって、消去法的にChromeが主流ブラウザになってきたようである。