USB 3.0 が倍速10Gbpsに
USB 3.0が現在の倍速になって10Gbpsの転送速度を持つようになるという。HDDよりもフラッシュメモリという流れを加速することになるだろうか。
「USB 3.0」が倍速(10Gbps)に 2013年中旬に更新完了へ(ITmedia)
PCにおける記憶デバイスは安価で大容量のHDDの圧勝に終わった。それでもリムーバルメディアとしてのUSBメモリや外付けHDDなどのインターフェースとしてのUSBインターフェースはますます重要である。またタブレットなどのモバイルデバイスにはUSB接続でPCなどと直接接続をする。転送速度は速ければ速いに越したことはない。
USBメモリに限ってみれば、最近はデータ保存用としてではなく、ポータブルアプリケーションを持ち歩くことに利用している。いつも使っているわけではないが、ざっと挙げるだけでもLibreOffce、GIMP、Inkscape、Blender、PuttyやWinSCPなどのリモートアクセス用など、それからなんといってもUbuntuのUSBメモリーインストール版である。一番の難点は起動のパフォーマンスなのだが、USBが高速化されればあまり問題にならなくなるだろう。ポータブルからのアプリやOSの起動は出先でのセキュリティ対策でもある。
あとは古いUSB接続デバイスの「ハードウェア認識」の問題だろうか。これはOS側(特にWindows)の問題でもある。結局PCやタブレットも新機種にならなければUSB 3.0の更新に対応しないとなると、普及までにはまだ時間がかかりそうだ。