Googleの電脳メガネ「Glass」の用途は

Appleが腕時計型端末ならGoogleはメガネ端末か?と思わせるようなGoogle Glassであるが、その装着デモ写真が公開されている。しかしどう見ても怪しい(笑)。

Googleの電脳メガネ「Glass」は“度付き”もあり(ITmedia)
「Glass装着のお客はお断り」 シアトルのバーが気の早い告知(3.11)

 現在の技術ならGlassに付属しているWebカメラから装着している人間の目線からのストリーミング映像を送ることは容易にできるだろう。他にはどんな機能が組み込まれるかであろう。「ユビキタスコンピューティング」が言われだした頃には、人間が身に付けるものにもコンピュータを装備ということは、人間の行動の判断のために役に立つというはずだった。GPSによるナビゲーションのように人間が進むべき道筋を示してくれるとか、入力された映像から視界の前方にある対象物が何であるのかを判断してくれるとかである。


 工場の中とか作業現場ではいろいろな用途に役には立ちそうである。ただ街中とか世の中一般の中での用途はどうなるのか。デモの写真のままであるならば、ただの盗撮カメラのようにしか見えない(笑)。プライバシー保護のため、さっそくGlassを装着した人の入店禁止の告知を出したところがあるのも、話題作りもあるとはいえ当然ではある。スマホタブレットの時代に入った今、次のターゲットを模索する動きであるとは思える。