ASUSがNexus 7より高スペックの7インチタブレット

 GoogleNexus 7の実質的な出荷元のASUSが、Nexus 7よりも高スペックの7インチタブレットを発表した。同時に10インチのものも発表している。実質Nexus 7の後継機となるのだろうか。

ASUS、Nexus 7より高スペックで50ドル安い7インチタブレット..(ITmedia)

 まず魅力的なのが価格だが16GBモデルでNexus 7よりも5000円ほど安いという。だが実はKindle Fire HDはすでに16GBモデルで15000円、32GBモデルで19800円で発売されている。昨年末、Nexus 7Kindle Fire HDかで迷ったとき、同じ価格で32GBだったKindle Fire HDを購入した経緯がある。Androidタブレットとしての制約はroot化で対応した。Nexus 7Google純正ということで魅力はあったが、スペック的な面での選択は正しかったと思っている。両方を購入するという選択肢もなくはないが、そうなると4万円のタブレットの購入も視野に入ってしまう。


 ともあれ今回の機種のスペックの向上は何か。1つは背面カメラの設置、もう1つはmicroSDカードが利用可能になることのようだ。Nexus 7だけでなく、Kindle Fire HDにも背面カメラはなく、実際前面カメラで机上の物を撮影しようとしてもフレームを確認できないために大変苦労するというか、対象を狙った撮影には向かないようだ。写真よりも、あくまでWebカメラとしてビデオチャット用に自分の顔を映すことだけの目的に限られているような気がする。microSDカードはAndroidスマホや携帯と、オフラインでまとめて写真などのデータ交換を行うような場合には便利かもしれない。現在のところはPCをとUSBケーブル接続でデータ交換がほとんどだけに、スマホ経由などでもできるようになるというところだろうか。ただ32GBモデルは用意されていないようであるから、その分外部メモリの利用が可能になるということなのだろうか。


 さらに軽量になるのは持ち出しを意識する7インチの場合には、10インチと違って片手で持つケースが多く特にありがたい。またボディの色もこれまでの黒だけだと何となく地味だが、白、ピンク、緑、青(10インチ)と選べるのは面白い。さすがにピンクは男だと電車の中では気恥ずかしい感じもするが、緑などはやや斬新な感じはする。


 とはいえ、まだ日本発売の予定は決まってしない。また純正Nexus 7の後継はどうなるのか。自分としてはタブレットはモバイルとしてはやはり7インチだと思っているので、注目はしている。