So-netがOffice 365を発売

 自宅のネット接続のプロバイダもSo-netなので、MicrosoftクラウドサービスのOffice 365が「発売」されると聞いて、ちょっと注目をした。ただ法人やSOHO向けの接続サービス対象のようなので個人での契約はないようだ。

So-netがOffice 365を発売、SOHOや個人事業主向けに(ITmedia)

 米国では自治体の採用がニューヨーク市ではOffice 365を、ロサンゼルス市ではGoogle Appsと競合状態になっているようだ。国内でも「自治体クラウド」という掛け声はあるが、従来のデスクトップOfficeでの業務をクラウド上のOfficeサービスでリプレースしていくという話は、それほど進んでいるとは思えない。


 どうやってクラウドのOfficeサービスを推進するかと思いきや、プロバイダ単位で契約していくという方針もあったようだ。ちょうど個人ユーザ対象のパブリッククラウドと大企業や公官庁など対象のパブリッククラウドの中間に位置するのが、プロバイダによるクラウドサービスといえるのではないか。サポートもネット接続そのものもサービスを受けているプロバイダなら、クラウドベンダー直接よりも近くて比較的安心といえるだろう。


 あまり最近はまじめにプロバイダのサービス内容も調べてはいないのだが、So-netもブログに始まり、フォトストリーミングのLife-Xや、もうやめてしまったがOpenPNEを使ったSNSのサービスも行っていた。今回もクラウドサービス時代に合わせたOffice 365の開始といえるだろう。SkydriveなどWindows Liveのサービスを日常的に利用している立場としては、Office 365の1ユーザあたり月額600円は魅力ではある。ぜひ個人接続ユーザに対してもサービスを広げてほしいところである。Google Appsなら独自ドメインであれば、プロバイダとかに関係なく利用できるだけにである。