Grouponの問題点とは
正月早々ニュースになって、世間的に話題になったのが「おせち問題」だった。ニュース映像のスカスカのおせち料理を見て「こりゃひどい」と誰しもが思ったことだろう。ネット的には、これが今やFacebookやTwitterに並ぶほどの勢いのあるGrouponを介してのもので「Grouponおせち問題」なのだという。
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ここ最近、TV CMでもグルーポンの名前をさかんに聞くようになった。日本国内でも急成長してきている表れなのだろう。電化製品の量販店の売り文句に「3割、4割引はあたりまえ」というのがあったが、クーポンを商法とするグルーポンでは「8割、9割引はあたりまえ」である。不況下で財布のひもが堅い消費者心理を捉えているのかもしれない。もっとも何の8割、9割引なのかの表示の問題はありそうではある。
もともと出血覚悟で宣伝目的で発行するクーポンを、ネットで情報として流通させるところに、単なるネット販売やオークションでもないグルーポンの商法がある。おせち問題のようなことが発生すると、またネット自体のことを批判する向きもあるかもしれないが、まだ参加する業者の意識と、グルーポン側の役割が成熟していないからだともいえよう。
個人的には、GoogleがGrouponを買収するのではないかという噂話があり、そうなれば「Googleポン」になるのではないかという笑い話が印象的である。確かに語呂は良いようである。