Nokia、スマートフォンでAppleに抜かれる
携帯電話からスマートフォンに市場が移ってきてからNokiaの旗色が悪い。スマートフォンの販売台数でとうとうAppleに抜かれた。そればかりでなく、4〜6月期の決算では赤字に転落しているという。スマートフォンでは名実ともにトップを明け渡すことになった。
Nokia決算、大幅な赤字 スマートフォン販売台数で..(ITmedia) Windows 7ケータイ「F-07C」、7月23日に発売へ--..(CNET Japan)
やはりiPhoneとAndroidによるスマートフォン勢いには、もともと携帯メーカーであるNokiaやRIMでも太刀打ちは難しいようである。デバイス単独のデザイン、機能、操作性ではともかくとして、AppleとGoolgeの背景となる技術とサービスに期待が高いのだろうか。スマートフォンに期待していることは、単なる携帯電話の拡張ではないということだろう。
そのNokiaはMicrosoftと提携して、OSにWindows Phone 7を組み込むことを発表している。これは年明けになりそうだという。ただ、Windows Phone 7を組み込んだからといって、NokiaがそれでiPhoneやAndroidに対抗していけるという保証はない。なんとなく負け組同士の提携と見れなくもないからである。
国内ではWindows Phone 7を出すところがなかったが、ドコモが出すことになったようだ。ただしドコモはBlackBerryも出したりしているから、あくまで多くのラインナップの1つに過ぎないだろう。Androidではないだけに、どこまで販売に力を入れるかは、はっきりしない。Nokiaは国内からは撤退していることだけは事実である。