Google検索の進化
Googleも、もう歴史を語るようになったかという感がある。Google起業のベースとなった検索の歴史が動画で紹介されている。Googleのプロモーションビデオといってもよいだろうか。
グーグル、検索の進化の歴史を動画で紹介(CNET Japan) Google、Google検索の進化を俯かんできるタイムライン..(ITmedia)
GoogleのWebサービスは常に変更が繰り返されていて、ある日突然変わったことに気がつくことも少なくない。かつてのようにソフトウェアをインストールして、煩わしいアップデートをしたりという手間がなくてよいが、それまであった機能がなくなっていたりして戸惑うこともある。Google検索も例外ではなく、特に最近はインターフェース部分の変更がなされており、以前のGoogle検索のイメージとだいぶ変わったようにも思える。
Googleとしては何でも検索対象にできることを目指しているように思える。Gmailが登場したときに「メールの削除は不要」というコンセプトにはやや驚きだったが、メールボックスの容量の大きさのみならず、メールが大量になっても必要なメールは検索で簡単に見つけ出すことができる、というのがGoogleの売りだったようだ。画像やマップの検索もどんどん手軽に使えるようになった。Yahoo!がネット検索で有名になった頃には、まさか検索がこんなに応用範囲が広くなるとは想像もできなかった。
The Evolution of Search
ただ自分としては、Googleの歴史といえば、ガタガタのラックマウントサーバーとPageRankのアルゴリズムから出発した印象が強い。10年も経たないうちにネットの主役に定着した。それまではベンチャー企業がリードし、結局はMicrosoftがその成果を持っていくというという歴史だったが、Googleはそうはならなかった。それどころか、ネットの力からMicrosoftを危ぶませるほどになった。ネットはFacebookやTwitterをみるように、新たな勢力が出てくる可能性は十分にある。Googleはまだ10数年だが、これから10年後にはどういう勢力図になるかは、Googleを含め全く予測がつかない。