Google Chrome 16 安定版が公開

 11月の時点で世界のシェアで2位に上がったGoogle Chromeのバージョンが早くも16に上がった。最近では現在のバージョン番号がいくらなのかさえ、認識できていないくらいである。

「Google Chrome 16」安定版が公開、複数ユーザーの切り替え機能を追加(INTERNET Watch)

 新機能としては、ブラウザにユーザを追加できるようになったことである。Googleアカウントそのものでもログインできるようになったので、同期させるユーザごとに個人設定を分けられる。ただしこれは他のユーザの情報を保護できるというものではないらしく、あくまで1人で利用するときの分類という意味合いであるようだ。


 Gmailなどでもユーザの切り替えができるようになっているが、それに似せたものといえるかもしれない。ただもっとうがって見れば、これはChrome OSの形なのではなかっただろうか。すなわちPCを起動するとブラウザ画面になり、そこからログインして利用する形態である。OSがWindowsである限り、セキュリティ的な本来のユーザの切り替えはWindowsにログオンすることによる。その上でのブラウザへのログインは、あくまでWebブラウザの設定内容の保存に過ぎない。ただし、Googleアカウントでログインすることによって、設定内容がクラウド上に保存され、どのPCからも同じブラウザの設定環境で利用できるようになることは、メリットになるだろう。


 さてブラウザ番号だけでも、FirefoxGoogle Chromeに追いつくことはできるのだろうか。