Yahoo!がFacebookにライセンス料を要求
Yahoo!がFacebookに対して特許料を請求しているという。Googleとどこかとライバル関係だったり訴訟になっているのならありそうな話だが、意外なことにFaceboookが特許を侵害していると、Yahoo!が訴訟も辞さない構えなのだそうである。
Yahoo!がFacebookにライセンス料を要求 ソーシャル..(ITmedia) 米ヤフー、Facebookに対して特許侵害での提訴を警告か(CNET Japan)
特許の内容は、広告やプライバシー設定、ニュースフィード、メッセージングサービスの技術などだそうだが、直感的に考えて、Yahoo!の技術を使って今のFacebookの成功があるとは思えない。それだけに特許の内容はわからないが、直接Facebookの技術のソースになっているものがあるとは考えにくい。ただネットの先行者としてのメリットで、誰が作っても同じようなものになりやすい技術を特許として多く押さえてきたことはあるかもしれない。時代的には検索の周辺技術でGoogleやMicrosoftに先んじていたものは多くありそうである。
しかし今回はそれらを飛び越えたSNSのジャンルでの話なので、やや驚かされる。当のFacebookも全くそんな意識はなかったかもしれない。Web 2.0がブームになった頃、Googleが話題になったが、Yahoo!のサービスはWeb 1.0などと揶揄されていいた。それだけに特許の内容はともかく、あまり今回のYahoo!の主張は賛同は得にくいのではないか。Yahoo!はSNSの分野からは撤退しているし(Yahoo! Daysはサービス終了)、Googleと違って、むしろFacebookとは連携を深めていく立場だと思っていた。なんとなくネットではジリ貧のYahoo!がFacebookに対して、「この若造が」とばかり当たり散らしているような焦操感さえ感じられてしまう。