Dropboxに1TBのサービス

 Dropboxが有料の795ドルで1Tバイトのストレージサービスを提供する。「for Teams」プランというだけに、5ユーザまで共有できる企業ユースを意識していそうだ。

米Dropbox、企業向けサービス「Dropbox for Team」..(INTERNET Watch)
Dropboxに1Tバイトの「for Teams」プラン(ITmedia)

 ストレージサービスは多くなったものの、Dropboxのように簡単にファイルの同期を行なってくれるサービスはなかなかない(知らないだけかもしれないが)。2GBまで無料で利用できるだけに、ちょっと前までのUSBメモリの容量並みのデータの受け渡しを行うことができる。USBメモリに重要なデータを入れておくと、紛失やら盗難が怖いだけに、現在ではデータを持ち運びせずに、Dropboxのようなストレージに置いて、出先で開く方がスマートだといえる。


 ただ使い慣れてくると、次第に2GBという容量が足りなく感じてくるだろう。そこで有料サービスに移行するか、別の手段を考えるかは微妙なところである。たとえば25GBまであるSkyDriveをアーカインブのように利用する手はあるかもしれない。それ以上の保存用のデータはそもそも持ち運ぶ必要のないものだろう。頻繁に更新されたりコピーされたりする可能性のあるファイルこそ、同期が必要になるからである。


 自分もここ何年か、毎年のように更新、改変がなされるファイル群がある。フォルダに分けて年度別に保存するのだが、それでも過去のファイルを別フォルダにコピーしては改変ということを繰り返していてなおかつ複数のPCで作業をしていると、やはりバージョン管理が混乱してくる。ここにうまくDropboxを利用しながら、うまく管理できないものかと思案している。しかしいつのまにか、2GBでも軽く「足りない」と思えるようになったのには、かつてのローカルのHDDがそうだったと思うと、時代の流れを感じざるをえない。