ガス湯沸かし器事故

 パロマで騒いだと思ったら今度はリンナイ、そこまでライバル関係でなくてもよかろうにと思ったが、ガス事故の被害者というのは意外に多いようだ。

リンナイ製での中毒死は22人

パロマの事故では21人だというから、何かウソみたいな数字だ。ガス事故の死者が20年で200人近くだというから、それぞれ1割ずつの原因になっている。古いガスストーブでの事故も多いようだ。


 やはりガスは危険だということだろう。死者が出れば、ガス器具が欠陥品だったのではないかという責任追及がされるが、いつものマスコミの悪者探しのようにも思える。明らかな欠陥品は論外だが、古くなったり故障したりが原因ならば、どんな機械や器具であれ劣化するわけだから、もっと寿命をはっきりさせるべきだろう。テレビだってPCだって、保証期間を過ぎても動作はしていても、時間がたてばある日突然飛んでしまうこともある。テレビやPCは壊れても命にかかわることはないが、機械は壊れるものだという前提で考えていなければ、むしろ安心して使ってはいられない。
 メーカーに責任があるとすれば、機器の性能よりも、安全使用期間のようなものを明確にすべきだったことだろう。それを過ぎて事故に遭うようなケースでは、自己責任にもなることをはっきりすべきだ。
 いつものことながら、マスコミに叩かれるとトップが頭を下げて謝罪するばかりで、根本的な原因の責任の所在は不明確のままで終わる。
 やはりガスは危険だし、どんな機器でも絶対安全というものはない。定期的に点検、古くなったものは使わないなどの自己防衛が必要だろう。別にメーカーに命を預けているわけでもないのだから。最近、ガスの定期点検の人が来て、改めて思った。