シャットダウンデー

 注目URLで知ったが、1日PCの電源を入れずに過ごせるかどうかという実験があるそうだ。

コンピュータなしで1日を――3月24日は「シャットダウンデー」

コンピュータなしというより、丸1日ネットに繋がないでいられるかということだろう。よほどネット中毒でない限り、個人としては大丈夫だろう。むしろ若い人は、1日ケータイの電源を切っている方が我慢できないのではないだろうか。
 ところが、仕事に関係すると話は別だ。だいたい突然入る仕事関係のメールは、返信が急がされるものがほとんどで、未読メールを受信する瞬間が実は一番憂鬱な瞬間だったりする。突然来る電話と同様だ。
 昔、初めてインターネット・メールの接続に成功したとき感激した覚えがあるが、同時にこれからメールに縛られる生活にならざるをえないなと予感したが、実際現在はそうなってしまっている。なので、特別なことがない限り、仕事のメールが入る可能性が少ない日曜日になると正直ホッとする。事実上、日曜日がシャットダウンデーに近い気分かもしれない。


 ネットに繋がないときこそ、じっくり集中してPCで文章を書いたり、プログラミングをしたくなる。最近は「文章を書く」というより、下書きから「文章を打つ」のが普通になっているから、PCを使わないとすれば、旧態のように紙に書いたりメモをしたりするかもしれない。どちらかというと、ダラダラと(このブログのように)書くにはPCの方がいいが、全体の構想とかアイデアをあれこれ考えるには、やはり人間の頭はアナログ的に紙に書く方がよい気がする。実際デザインなんかもそうだろう。
 ネット中毒度を調べる試みかもしれないが、個人の意識はともかく、社会的には到る所で一瞬たりともネットが切れる時代でなくなっているのが、時代は逆戻りできないことを思い知らされる。