mixiは若者中心のコミュニティ

 ソーシャルネットワーキング(SNS)のmixiの会員数が1000万人を突破、そろそろ東京都の人口に近づいてきたようだ。年齢構成では圧倒的に20代が多く、40代以上になると暇がないというか無関心であるという。想像以上に中年世代は少ないというのが実感だ。

「ミクシィ」占めるのは20代、大忙し40代は"無関心"

 国内のネットアクセスのランキングは、1位Yahoo!、2位Google、3位mixi、4位2ちゃんねる、だと1年くらい前に聞いた覚えがあったのは、mixi2ちゃんねるを抜き3位に上がったときだった。その2ちゃんねるの方が、もう少し年代の裾野は広いような気がする。
 ケータイメールなどもそうかもしれないが、実際に使っているのは圧倒的に若い世代や女性が多い。どちらかというと内向的なコミュニケーションであることが、年代や性分に合うのだろう。
 またmixiは、やはり招待制というのも年代を狭めている要因になっているのだろう。なかなか年代ギャップのある人には招待状は送らないだろうから、自然と似たような年代の集団になるのだろう。


 一方でオッサン連中になると、そういうツールを使いこなすこと自体、面倒くさい感じがすることと、仕事上、外向きのコミュニケーションで1日中びっしりなので、趣味にしろ「お友達作り」的なコミュニケーションをやっている余裕は、時間的にも精神的にもないというのが、実際のところだろう。

 ただのブログにしても、中年世代に「ブログなんかやってますか?」と聞いても「いやあ、なんか面倒くさくてね」というのが、ほとんどの反応だ。事実、自分もブログ更新を軌道に乗せるまでは、同じような感覚だった。開設されたブログはたくさんあるのだが、ほとんどが更新されていない。


 自分自身も遅かった方だが、mixiのアカウントは2つ所有している。どちらにせよ、自分の素性を明かしたコミュニケーションはやる気はしないのだが、全く知らないものの議論はできないから、一応登録はしているだけだ。その意味では、Myspace にも日本上陸?とともに登録だけはしてある。

 自分のような中年は、mixiのようなSNSグループウェアのような使われ方にこそ意味があると思っているので、ユーザよりも何らかのコミュニティのための管理者の方に関心がある。mixiといえども、もとは安いLinuxサーバにWebサーバとデータベースから構成されたものが、スケールアップしただけだ。mixi互換といわれる OpenPNE などを使ったSNSを自分で構築してみたいものだ。