猪木が小川に闘魂注入パンチ

 本格的に?猪木と小川の師弟関係が復活してきたようだ。いい年をこきながら、下の記事のようなパフォーマンスをやっていられるのも、両者ともやはり大物だからである。亀田あたりが大言壮語をしても全く面白くもないが、猪木や小川が大げさなパフォーマンスをやるのは素直に笑える

IGF旗揚げ参戦小川が猪木パンチ浴びる
猪木-小川闘魂師弟復活

気合をいれられるのが小川だけに、闘魂ビンタではなくてグーパンチである。新団体旗揚げの激励に訪れたはずが、さんざんの仕打ちだったとか。その理不尽さが猪木である。まともな扱いや安定を望む人では、とてもではないが猪木には付いていけない。


 これまでも、いくつ自分の関与した団体や組織を潰してきたことだろうか。「思い立ったら走り出せ」を身上とする猪木は、桶狭間の戦いで単騎駆け出して戦場に向かった織田信長を思わせる。ナポレオン的といってもいいかもしれない。まあ、猪木の若い頃を知らない人には理解できないと思う。
 気性の激しい信長的人間の周りでは、離脱や裏切りも絶えない。そして部下たちも離散してしまい、もうだめかと思えた頃、再び新しい勢力を率いて復活してくる。そこにかつての部下たちも再び集結してくるということの繰り返しである。
 小川にしてもプロに転向した頃、UFOなる団体に参加させられ、自然消滅して猪木とは疎遠になっていた有様だった。


 猪木の周囲に集まるのは、猪木の名前でひと儲けを企む人達だったり、猪木のスケールの大きい人間力に引かれて集まる人達だったり様々である。今回のIGFなる団体も、どういうところがスポンサーになっているのかは、よくわからない。

アントニオ猪木 オフィシャル ブログ :: 闘魂ブログ
IGF イノキゲノムフェデレーション

 それからもう1人、いつも猪木の陰の腹心だった男もコーチとして加わったようだ。藤原組長である。関節技の鬼と言われ、猪木の異種格闘技戦にはいつもセコンドに付き添う藤原の姿があった。今でいうところのガチ勝負になれば、藤原最強ではないかと思われていた時期もあった。


 プロレスの時代的認識も変わってしまった現在では、猪木の年齢的にもIGFが最後の団体になることだろう。PRIDEも米国団体に買収されて、あまり話題にならなくなったし、K-1もいつまで続くかわからない。プロレス復活の目を出すことはできるのだろうか。