SafariのWindows版がバージョンアップ

 ベータ版ながら公開されたばかりのSafariのWindows版が、早くも3.0.2にバージョンアップされた。かなりの話題性はあったものの、すぐに脆弱性やら不具合が多数報告されための対応措置だと思われる。

アップル、「Safari 3.0.2」を公開
止まらない脆弱性の報告--Windows版「Safari」で新たに発見

脆弱性は改善されたかどうかはわからないが、日本語が表示されない、意味もなく落ちまくるということは解消されているようだ。ただ、自分のPCではまだ固まりやすいようだ。



日本語表示が改善された Safari 3.0.2


 まだ検索キーワードの入力フォームから、日本語がうまく入力できないようなので、テキストのコピー&ペーストで我慢しているが、デザイン的にはなかなか見栄えは良い。


 ジョブスによれば、Safariのユーザー数は1860万人で、IEFirefoxに次いでブラウザ市場の約5%を占める3位のシェアだそうである。今後、Windowsを使っているiPodiPhoneユーザと結びつけば、それなりの地位を築けるだろう。

 IEなどと同様に、セキュリティに難があるままでは問題外だが、期待感もあるだけに公開時の不具合には「アップルには開発者がいないのか」などとネット上では叩かれまくったのだろう。
 Firefoxが出現してからは、ブラウザの機能面での要求水準は高くなってきている。Webで何でもできる時代だけに、ブラウザの操作や表示にも快適性が強く求められるようになっているのではないだろうか。


 まだ正式版ではないということと日本語版にもなっていないことから、もう少し我慢をした方がよさそうではある。しかし、今のところYouTubeで動画を見るとか、Webを閲覧するだけなら快適に思えた。そこでは残念ながらQuickTimeは必要としないのだが、アップル的な独自のデザインと快適さを持つブラウザの発展には期待をしている。