ベッカム、米国ギャラクシーへ移籍
米国への移籍が内定していた元レアル・マドリードのベッカムが、ついにロサンゼルスに到着した。銀河系つながりではないだろうが、チーム名もギャラクシーである。
ロスっ子熱狂!ベッカム米ギャラクシー入団会見にファン5000人
現代のイングランドからのサッカー移民とでも言うべきだろうか。ロスといえば、ハリウッドとかドジャースのイメージはあるが、サッカーの話などは聞いたことがない。
米国で4大プロスポーツといえば、NFL、MLB、NBA、NHLであり、サッカーなどは問題外である。MLSというのだそうだが、歴史は10年しかない。それでもW杯の決勝トーナメントに進出できるレベルなのだから、日本よりは幾分強いのだろう。W杯の期間のスポーツニュースですら、キャスターが「私もサッカーのことはよく知らないのですが・・」と言いながら、そっけなく勝敗の結果くらいしか報道をしないお国柄である。「サッカー不毛の地」を表す対応で、ちょっと選手が気の毒になるくらいである。
そんな中への突如のベッカムの米国ロス移籍である。同じ英語でも、フットボールという言葉は通用せずサッカーと言い直さなければならないほどだが、ベッカムは当地でサッカーの伝道師になることはできるのだろうか。
ベッカム、ギャラクシー双方に事情はあっただろうが、どこにベッカム獲得資金があったのか不思議ではある。5年総額300億円だそうだから、5年110億円のイチローもメじゃーない?(笑)。
ベッカム自身としては、米国へのサッカー伝道のミッション(インポッシブル?)とともに、イングランド代表を維持するための環境が得られるかどうかだろう。
しかしやっぱり、ロスとシュワルツネッガー知事、トム・クルーズとの関係となると、ベッカムはハリウッドにも進出するのではないかと連想してしまう。