YouTubeなどに洞爺湖サミット動画
政治の話題は洞爺湖サミットばかりだが、YouTubeなどにその動画が提供されるという。外務省提供なのでYouTubeばかりでなくYahoo!やMicrosoft、Biglobeなどにも提供されるようだが、やはりまたしてもYouTubeという感がある。政治に関連した公式チャンネルといえばYouTubeというのが定着したようだ。
洞爺湖サミット動画、YouTubeなど5サイトで配信 外務省が提供 (ITmedia)
G8 Hokkaido Toyako Summit Official Channel.(YouTube)
政治関連では、米大統領選の民主党の有権者とのディベートに使われていたのを見たのが最初だったが、以来いろいろな場面でYouTubeが社会の公器のように利用されるのを見るようになった。
当初の頃は、見逃したテレビの番組のシーンがアップロードされたものを探すような、著作権的に危ないと思えるものだったのが、今や一般の人にも社会的にも認知された存在になったといえそうである。
さてサミットの話題の方は、かつての西側先進国の間だけの政治や経済の「シャンシャン総会」みたいなものだったのが、今年は地球温暖化、原油価格高騰、食糧問題などグローバルな問題ばかりである。日本が議長国としてリードして、と福田首相は自身の支持率上昇のためにも意気込んでいるようだが、かなり難しそうである。
イラク問題に始まり、原油価格に影響しているといわれる投機マネーにしろ、CO2削減にしろ、アメリカでさえも手を打てなくなっている状態である。もともとアメリカにおんぶに抱っこだった日本がここに来て、急に指導力を発揮できるとは思えない。
報道されるのは2050年までのCO2削減案への合意を目指すということばかりである。長期展望を示すのは結構だが、その頃には今いる政治家は誰もいないはずなので、もっと今現在の打てる対策を積極的に提案すべきではないのか。コンピュータやネットの世界なら、40年後にあれこれを目指すと言っても、誰も真面目には聞き入れはしないだろう。