Microsoftが新SNS
Microsoftに新たなSNSサービスの日本語版が登場するという。Windows Liveのサービスの中の、Hotmailやメッセンジャー、カレンダー、SkyDriveなどを統合して、1つのSNSにするのだという。
まもなく登場、マイクロソフト新SNS 日本語版の中身(CNET Japan)
SNSといっても、国内ではオープン化を発表したばかりのmixiのようなイメージばかりが先に来てしまうのだが、実はSNSの概念はもっと広いものだとは思う。メールに始まるこれまでのコミュニケーションツールをWeb上で有機的に統合するという考え方は、近い将来的には有力な方向性だと思う。
個人的にはWindows Liveを現在は使っていないので何とも言えないところだが、組織で一括導入しているところには有効になるのではないかと思う。最近のライフストリームなどもこの流れに合流するべきものだろう。残念ながらメールはGmailとYahoo!Mail(英語:OpenIDの関係)、カレンダーもGoogle、メッッセンジャーはSkypeとYahoo!Messenger(英語)、フォトギャラリーはFlickr(英語)、ブログ、SNSは登録多数、を使っている現状なので、必要性に迫られなければWindows Liveを利用してみようという気が起こらないのだが、今度の仕様変更で反響はどれくらいになるだろうか。
すでにGoogleやYahoo!がGmailとYhaoo!Mailを中心として、これらを徐々にSNS化を目指すようではあるが、Microsftはそれらを出し抜いて一気にこれをやってしまおうというわけだろうか。急に仕様変更してしまうというのはMicrosoftの得意技ではある。ひょっとすれば、Microsoftは本当はYahoo!の買収に成功していれば、Yahoo!MailなどどWindows Liveを統合して、これをやりたかったのかもしれない。その買収資金の一部をこれらの開発に回したと勘ぐれないこともない。
確かにコミュニケーションツールは、現状ではメールのように完全にWebアプリに移行しつつあるものから、Skypeのようにまだ独立アプリのままのようなものありで、バラバラに使っているのが現状である。最近OpenIDでややこれらの連絡が取れているくらいである。これらはすべてWeb上で統一的に利用可能なように、また他のツールとの連携、統合がスムースにできるべきものだと思う。クライアントへのインストールなしでこれらが可能になるべきであろう。それをSNSと呼ぶべきかどうかは利用する目的次第だろう。MicrosoftのSNSがその先駆けになることができるのだろうか。