Adobe AIR Linux版がリリース

 Adobe AIR 1.5のLinux版がリリースされた。デザイン屋ではないにしろ、リッチなWebコンテンツを作る上で関心はあったのだが、サーバーサイドのコンテンツの開発を考えればLinuxだろうとは思っていたが、やっとLinux版がそろった。

Adobe、「Adobe AIR 1.5」のLinux版をリリース(ITmedia)
Flash 10の新機能も搭載 Adobe AIR 1.5のLinux版がリリース(@IT)
いまさら聞けないAdobe AIR「超」入門(@IT 1.25)

 関心はあるものの、コンテンツ制作よりもインフラ整備の方ばかりで、AIRを使っている時間が取れていないのだが、Flash関連のコンテンツをトータルで扱えそうなツールとして期待している。内容をよく知らないので、入門サイトを調べてみるとFlexだけでなく、ActionScriptも含まれているようだ。Flashといえば、SWF形式のアニメーションばかりでなく、近年はWebの世界ではYouTubeがきっかけですっかりFlash Videoが動画の主流になってきたといってもよい。Adobe Flashでは、たとえばSWFファイルを1発でFLV形式に変換もできたりするから、Web上のアニメーション動画なども簡単に作れたりする。AIRでもこうした操作ができるのだろうか。またActionScriptでアニメーションや動画の制御ができたりすることも期待したいところだ。それにAjaxも組み合わせて、どんなリッチなWebコンテンツを作れるかである。


 もちろんクライアント側の独立したデスクトップコンテンツも作れるとのことだが、やはりターゲットはWebコンテンツであり、サーバーサイドのJavaLightWeight Languageではあまりできないようなコンテンツを作ってみたいものである。これまではAdobe Flashを買うことがなくて(結局使わなかった古いバージョンはあったと思うが)、Flashコンテンツを作る機会がなくて、そのうちMacromediaAdobeに吸収されてFlashのバージョンの互換性も微妙に変わり、今まで何もできずに来たようなものである。今度こそ、新しいWebコンテンツを作ってみて、できればそれをLinuxベースであるクラウドに乗せられるようになれば、などと考えている。