MicrosoftがWindows Live Movie Makerをリリース

 Windows Liveのサービスが増えてきている中で、動画編集のWindows Live ムービーメーカーが新たに加わった。ムービーメーカーといえば、すでに無償のデスクトック版のムービーメーカーがあるが、Windows Live版は、同じようにローカルにインストールは必要だが、ネットに接続しているという点で、新たなWindows Liveのメンバーとなるらしい。

Microsoft、動画編集ソフト「Windows Live Movie Maker」リリース(ITmedia)

 Vista環境以上では(XPでは動作しない)、Windows Live ムービーメーカーWindows ムービーメーカーの2つが存在することになってややこしいが、Outlook ExpressOutlookの関係みたいなものと考えればよいだろうか。機能的には詳しくは見ていないが簡易的な動画編集ができるという点ではほぼ同様である。ただ読み込める動画形式が増えたようで、ファイルの種類にFLV形式も加わったが、読み込みはできても再生表示はできなかった。いずれオフラインのWindows ムービーメーカーの方がなくなることになるのかもしれない。


 やや意外なことに、Windows Live ムービーメーカーからは作成した動画が、すぐにYouTubeに動画投稿できるボタンが付いている。しかも投稿先がデフォルトではYouTubeだけである。Facebookプラグインを導入することで可能になる。実際に投稿動画ではYouTubeに圧倒的なシェアがあるからとはいえ、事実上ライバルのサイトに投稿を促しているからである。ただ、ユーザのネットの活用という観点からはネット上をファイルが巡っているうちに、データ処理が完了するというのはよいことであろう。動画でいえば
[DV接続]→[PC]→[SkyDrive]→[Windows Live Movie Maker]→[YouTube]などと、Windows Liveでは25GBまで使えるSkyDriveと組み合わせて、編集中の動画ファイルを保存しながら、最終的にYouTubeに投稿するということができるようになる。将来的にはクラウドサービスとして、すべてWeb上で編集可能のようにするべきだろう。


 ちょっと、Windows Live ムービーメーカーと既存のWindows ムービーメーカーの違いを雰囲気的に見ておこう。右上にYouTubeへのボタンがある。


Windows Live Movie Makerの画面



Windows ムービーメーカーの画面