Androidフォンは男性向き?

 まあ感覚的にはそうだろうなと思えるが、現状でのAndroid携帯ユーザの7割は男性だという米国での調査結果がある。iPhoneの57%に比べれば、まだまだ一般には浸透していないことの表れが、この男女差の比率なのだろう。

Androidユーザーの約7割は男性―AdMob調査(ITmedia)

 AppleといえばMacintoshの時代から、デザインやファッション性も強い。iPhoneiPodは機能性だけでなく、しなやかなデザインに惹かれて女性にも人気がありそうなことは想像がつく。一方でAndroid携帯はタッチパネルなどの操作性はiPhoneなどと肩を並べるものの、ファッション性とかブランドイメージでは、だいぶ違うように思える。AppleのブランドとGoogleのブランドでは、そもそも質が全く異なるイメージである。iPhoneは所有しているだけでも何となくファッショナブルだが、Android携帯はあくまでGoogleのサービスを利用するのに便利というイメージだから仕事の目的のために持つという動機の方が現時点では多いかもしれない。必然的に、男性の方が多いビジネスマンの方がまず所有するケースが多くなるということだろう。iPhoneの方はどちらかといえばプライベートの目的や趣味のウエイトの方が大きいように思える。


 よく例えられるように、これはiPhoneMacAndroidWindowsに似た関係がここでも成り立っていそうである。Windowsがメーカーを選ばないようにAndroid携帯もApple以外のメーカーならばどこでも出荷しうる。そして前者がプライベート用、後者が仕事用である。そうなると時間が経つにつれて、後者の目的のための数の方が上回ってくることになるかもしれない。プライベート用と仕事用と両方のスマートフォンを持つ人もいるだろうが、多くの人はやはり二者択一になるかもしれない。PCのときもAppleが先行したが、仕事用としてWindowsがシェアの上では大きく上回った。スマートフォンの市場では、さてどのように推移していくことになるだろうか。