国内Twitterユーザーは全体の8%

 しばしばブログのネタになるユーザの統計で、今やトレンドのTwitterが国内では利用が8%ほどだという。現時点でこれが大きい数値かどうかは何とも言えないが、確実に利用者数は増えている。問題はどういう使われ方をするかということになっていきそうだ。 

Twitterユーザーは全体の8% 認知度は70%(ITmedia)
Twitter上で日本語は2番目に多い言語(2.24)

 最近はTwitterへリンクしているいろいろなサイトも増えているので、実際はもっと利用率が高くなっているのではないかと思っていたが、まだ10%には届かないくらいらしい。ただ認知度は70%もあるから、利用率の上昇カーブを描き始めたばかりともいえるかもしれない。国内的には鳩山首相Twitterで発信を始めたというし、ブログのときと同様に多くの有名人が始めたということが、Twitterの知名度を上げるのに一役買っているといえるだろう。鳩山首相の場合はオバマ大統領とホワイトハウスの影響だろう。政権交代以前には、Twitterをやっている国会議員は2人だけという状況だったが、1年前くらいでだいぶTwitterは有名になった。

 ただ知ってはいるとはいうものの、「ブログ≒日記」という比較的わかりやすいイメージがTwitterにはないかもしれない。「つぶやき」といっても、日記のような日常性は感じないし「俳句」や「川柳」とも違う。「ミニブログ」や「マイクロブログ」という言葉もあるが、ブログのイメージとも結びつきにくい。将来的にはこの用語は廃れるような気がする。結局「ツイートする」「フォローする」という、そのままカタカナにする方が一般的になるかもしれない。


 実際Twitterの流行で、ブログよりはSNS利用の一部からの乗り換えの方が多くなるだろう。また一時、ブログよりもリアルタイム性が高く、ブログに取って代わるかもしれないとされた「ライフストリーミング」よりは容易なTwitterの方がはるかに流行することになった。問題はビジネスでの利用の目的であり、これが増えないと利用率はある程度以上は頭打ちになるかもしれない。政治家や芸能人が利用しているのはあくまでビジネス目的というより、人気取りの手段として利用しているだけに思える。


 従来のメール機能の一部をリアルタイムでのツイートに置き換えるという発想が、Google Buzzといえるかもしれない。これはPCばかりでなく携帯でメールを利用する場合の目的とも合致する。そうした発想とかモデルが進歩すれば、Twitterを仕事でも使う目的がより広がることになるかもしれない。