Bing日本版が正式サービスに

 Bing日本語版のサービスがようやく正式になる。Bingサービスが始まった当初は日本語版は、ただ看板の掛け替えだけで検索エンジンは、MSN Searchのままだった。だからBingの日本語版にアクセスしてもあまりご利益はなかったわけである。それがやっと非英語圏にも対応するようになり、その第1号が日本だという。

Bing日本版、7月13日に正式サービスを開始(CNET Japan)

 さっそくBingへアクセスしてみると、AKB48など芸能人に「私はBingを選びます」などと宣伝に使っている。IEからは若干、検索が速くなったような気もする。広告も増えたようだ。使い勝手はほとんどGoogle検索と変わらない。WindowsからOffice、IEから検索に到るまでMicrosoftで統一しておいた方が有利、と思わせるようにして、Google検索のシェアを奪うことができるのかというところだろう。


 自分としては、FirefoxGoogle Chromeで検索する時はGoogleIEで検索するときはBingということにしている。というよりホームに検索エンジンを設定しているからである。昔はYahooとGoogleなどを横断的に検索して結果を比較するようなサイトもあった。今は検索エンジンが必要なサイトを落としていることは考えにくいから、あまり意味もない。確かにGoogle PageRankのように検索結果の順位を決めるアルゴリズムが異なるから、それぞれ順位は違うがほぼ上位に来るサイトは変わらない。だからどちらが良いかは、単なる好みだけの問題になりそうだ。同程度のものであれば、当初は新しもの好きが使い出すが、様子が分かると、そのうちまた元に戻るかもしれない。


 Microsoftとしてはクラウドで対抗上、どうしても検索サービスのレベルを上げておく必要があったといえるのかもしれない。GoogleMicrosoftのガチンコ勝負は、まだ始まったばかりだろう。