HPは「PalmPad」か

　HPはPalmでタブレットPC分野に参入するかもしれない。「PalmPad」なる商標登録を申請しているという。そもそもHPがPalmを今春に買収した目的は、明らかにモバイル分野への参入だったはずだが、同時にiPadやAndroidにも対抗しうるタブレットPCも想定しているということになるのだろうか。

HPが「PalmPad」を商標登録申請　タブレットに使用？(ITmedia)
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　Palmといえば、かつてPDAで一世を風靡したメーカーである。AppleなどはiPhoneで成功するまでは、逆にモバイル分野では「ニュートン」などで失敗していたといえる。日本ではガラパゴスケータイが発達し過ぎた？ためか、PDAそのものがあまり普及しなかった。シャープのZaurusが一部で使われていたくらいではなかっただろうか。自分も、モバイル機器を買うならPalmが欲しいと思った時期もあったものだ。

　時代は変わり、スマートフォンの時代になり、Palmはモバイルの主流にはならなかったが、そのモバイルの技術力をスマートフォンに進出する企業は欲しがったようだ。そしてHPが買収したわけだが、これでハードウェアはHPが、OSはPalmの「WebOS」という体制が整ったといえそうである。iPhoneでもAndroidでもない、かつてのPDAの流れをくむPalmがスマートフォン、タブレットPCで再び勢いを取り戻すことができるようになるかどうか。