浅田真央優勝

　すごいね、世界歴代最高得点で優勝した。最近、肝心のところで失速するイメージがあったので、成長期の心身のバランスが問題なのかと思っていたら、それもクリアしたようだ。もっとも昨年の活躍が凄すぎるので、優勝して当たり前のイメージが強くなりすぎているのでだろう。日本人としては中野や恩田だってそれなりの活躍をしているのだが、期待のレベルが違うのだろう。村主さんも息が長く、大変な努力家だというのもわかる。しかし何か精一杯で打って首位打者を目指す中距離型打者と、余力を残しながらあっさり特大ホームランが打てる天才型打者の違いを見るようでもある。

　渡部絵美や伊藤みどりの頃に比べて、日本のフィギアもずいぶんと美人系が増えた。顔で選手を選んでいるのじゃないかと思うほどだ。浅田真央はお姉さんの方が美人系で、本人はどちらかというとお笑い系かもしれない。バカ殿に似ているという失礼な噂もあったが、それはそれで親しみがあるということだろう。美人は大別すると般若系と菩薩系になるそうだが（キツネとタヌキかな）、お姉さんは般若系、本人は菩薩系と思える。

　それはともかく受け答えが素直で好感が持てる。いわゆる今時の女子高生風でないのが逆にいい。安藤さんは話し方がアレだったので、勝てなくなると叩かれる原因にもなった。真央ちゃんは荒川さんほど毅然としていなくてもいいけれど、バカ殿的さわやかさ？を持ち続けてほしいものだ。