石原都知事

 都民じゃないし、あまり関心ないんだけど3選の出馬表明したようだね。もう74歳か、老いてますます意気軒昂だな。というか、この人は何か言動が鼻についてあまり好きになれない。青島幸男は知事になるまではよかったが、結局力がなくて何もできなかったが、石原は自民党のコワモテにも顔が利くので、都議会をシャウトして、都知事の権限を確立したわけだ。
 それにしても記者会見とか、何であんなに高圧的調子なのだろう。確かに記者の方も失礼とか浅はかな奴は大勢いるだろうが、それも彼らの職業柄とも言えるわけで(確信犯的に怒らせて言質を取るとか)、それをいちいちあんな調子でやりとりすることもなかろう。何より映像で見せられる都民や国民が不愉快に感じるのではないのか。
 そこに自分の息子を重用した疑惑で「言っとくけど息子は立派な芸術家だよ」などと言うと、たとえそうであっても、自ら貶めていることになるのではないか。こういうのを「李下に冠を正さず」と言うのだろう。東京五輪誘致と意気込んでいるようだが、現実には世界的に順番からいって難しいようだし、無理して赤字の自治体が五輪誘致をする意味があるのだろうか。
 政治家にリーダー不在のせいか、石原のように断定的に右寄りのことを言う人が頼りがいがあるように有権者は見てしまうのだろうか。日本の三流政治家による政治は続く。