Dice-K 決着

 松坂がようやくレッドソックスと合意に達したようだが、だいぶ法外な金額で引っ張るものだから、すっかり白けてしまったようだ。ただ6カ国協議に参加するヒル次官補まで取材中に「松坂はどうなった?」と聞いていたそうだから、アメリカでもあの金額は相当な関心が持たれたようだ。なにせアメリカ人はまだ松坂の試合すら見ていないはずだから。
 代理人はA・ロドリゲスをA-Rodと呼ぶように、松坂をD-Matと呼びたいようだが、ボストンの現地ではD-Matより、Dice-Kという呼び方をしているらしい。Diceはサイコロだし、Kは三振のことだが、レッドソックスが松坂に大金を賭ける博打に出ているということをひねっている。こういうアメリカンジョークはさすがだね。代理人は事務手続き上、AだのDだのの方が簡便でいいかもしれないが、面白さではやっぱりDice-Kの方がインパクトがありそうだ。金のことは下世話な話なので、こういう面白ネタを多く提供してほしい。