赤穂浪士と忠臣蔵

 討ち入り記念に思い出話。時代劇は昔から好きな方だったが、考えてみれば精神形成される頃に放送していた時代劇が面白かったこともあると思う。ドリフターズ全盛時代に育った人がお笑い好きになるのと同じように。
 忠臣蔵がテレビ時代劇で扱われてから、どれだけの数のものが登場したかわからない。あなたの一番好きな赤穂浪士忠臣蔵のドラマはいつの誰の主演のもの?と聞かれたら、だいたいその人の育った時代がわかりそうなものだ。
 自分の記憶に残る忠臣蔵は、調べてみたら35年前の実際見たのは再放送だったかもしれないが、子供心に強烈だったのは三船敏郎の「大忠臣蔵」だった。これの印象が強すぎてトラウマみたいになったか、その後は誰の忠臣蔵を見てもあまり感動しない。知らずに「世界のミフネ」を実感していたのだろうと思う。今調べてみても出演者もオールキャストみたいで凄かった。いちいち挙げられないが、堀部安兵衛が渡哲也とか、田村三兄弟とか丹波哲郎とか、その後のドラマや時代劇を支えてきた人ばかり。その上、毎回大物がゲスト出演して三船大石にからんでいた。勝新太郎が出演して三船と対峙するなんてシーンもあった。どれだけギャラがかかったことか。三船だからこそできたのだろう。まさに人間力のドラマみたいで、今ではとても考えられない内容だったと思う。
 そういえばWinny作者の金子氏は、2ちゃんねるの書き込みが47番目だったことから「47氏」と呼ばれていたそうだが、赤穂四十七士とは関係ないのかな? 
切腹覚悟で著作権問題に討ち入り」とか。