ペンタックスがHOYAと経営統合

 カメラメーカーとしては老舗で有名なペンタックスが、眼鏡やコンタクトレンズHOYAと経営統合。コンピュータ関連だと吸収合併は日常茶飯事だが、一見異業種にも見える会社同士は珍しい気もする。レンズという点では共通だが、もはやカメラはデジタル機器、眼鏡はアナログというイメージがある。
 子供の頃、オヤジが持っていた一眼レフのカメラがペンタックスで、撮らせてもらったり、フィルムを交換しようとして露出させる失敗をしたりした思い出がある。カメラといえばペンタックスだと信じ込んでいた。

 ペンタックスもアナログカメラの時代はよかったんだろうが、デジタルカメラ時代になってからは、家電メーカーとかいろいろ参入してきてシェアが減少しているんだろうね。今やデジタルカメラやビデオはPCの周辺入力機器と言った方がいいくらいだからね。というより自分から見れば、デジカメもコンピュータそのものだと思う。ペンタックスとしてはコンピュータでは後発になるから、新基軸を打ち出さないと生き残っていけない。そこでまだアナログ分野ともいえる眼鏡などのレンズ分野のHOYAと合体を考えたのではないか。
 いわゆるユビキタスの1つとして、SF映画的なウェラブルコンピュータというのがある。眼鏡のフレームにチップなんかが組み込まれて、透視したりホログラムが見えたりするようなやつ。この2社の統合から、将来そんな機器の開発をしていくのかと想像してしまった。