K-1 Dynamite !!

 紅白は話題にする気にもならないので、K-1 Dynamite!! でも話題にしよう。もともと何年か前に「猪木フェスティバル」を大晦日にぶつけたのが最初だった。東京ドームで初のプロレス興行を企画するなど、猪木らしい奇抜なアイデアだった。タッグマッチながら猪木と、今はPRIDEのプロデューサーやハッスルの総統になっている高田が戦った。これが紅白に飽きがきていた視聴者に意外に受けたのか、大晦日の格闘技中継が定番化し、日テレ-猪木、TBS-K-1(曙vsボブ・サップ)、フジ-PRIDE(高田)と3局同時にやった年もあった。このときは、話題性では曙の格闘技転向が圧倒的だった。
 日テレ-猪木は視聴率が大コケで撤退。いくら猪木がダーッだけをやっても、肝心の選手と試合に見たいものがなければだめで、猪木の神通力も通じなくなったことを見せつけられたようだった。
 K-1もPRIDEのどちらも元はフジのコンテンツだったが、PRIDEに重大な契約違反があったとか(おそらくその筋の関係)で、今年になって突如フジが撤退。高田も最近では日テレなどに出演することが多くなった。
 TBSは今年は亀田を年末に持ってくる計画もあったようだが、例の疑惑判定のせいでお流れになり、従来通りのK-1になったようだ。
 というわけで、猪木が種をまいた大晦日の格闘技番組は、今年はK-1 Dynamite!! のみになった。格闘技好きの清原を前面に宣伝に使っているが、見所は・・・素人にはよくわからない。
 マケボノサンは完全にプロレスに転向したのかと思っていたらまだやっているの?、という感じだし、ボビー・オロゴンとかハッスルに出た方がいいんじゃないのとか、何で俳優・金子賢K-1なのかとか、武蔵だったら昔の佐竹の方がまだ面白かったんじゃないのかとか、大巨人と言ったらアンドレ・ザ・ジャイアントだろうとか、清原がセコンドに付くという元柔道の秋山は一番勢いがありそうだが、桜庭の方がパンチドランカーみたいになってしまっているし、案外凡戦になるかも、というくらい素人には見所は全くわかりませんな(本当かよ?)。
 と言いながら、実際にはフィギアやTVタックルを掛け持ちしながら、チラチラ見ることになるだろう。紅白だけは、新庄が審査員で登場する(のか?)くらいしか見所はなさそうだ。


では、よいお年を!