ホワイトカラー・エグゼンプション

 何なんですかね、ホワイトカラー・エグゼンプション(white-collar exemption か?)て。刺客を「しかく」だ「しきゃくだ」とやっていた次は、あやしげなカナカナ用語か。ネットのカタカナ用語はまだわかるが、政治家や官僚の使う用語は全く理解に苦しむ。昔から政治家は簡単な日本語でいいところをわざわざ怪しげなカタカナ用語を乱発して使うのが好きだからな。何か意味ありげに格調高くしているつもりなのか、庶民を騙すテクニックなのかは知らん。
 残業代をゼロ円にすれば、家に帰るのが早くなり、少子化対策にもなる。というソフトバンクのゼロ円割もビックリの訳のわからないシンジラレナ〜イ理屈のようで、2ch痛いニュースの格好のネタにもされている。安倍総理の頭の程度も問題にされているが、もともと官僚がこういった案を作って、政治家をその気にさせて法案にするのだから、それにトンチンカンなコメントを付けているわけで、相変わらず官僚政治の根本が変わっていないことを如実に示すものだ。森総理もトンチンカンだったし、小泉総理は丸投げだったし、安倍総理は妙に真面目だからこんなコメントをすることになるのだろう。
 それでも小選挙区制で国民の選択の幅を著しく狭めた結果、大勝する自民党の政治家を国民が選択してしまっているのだからしようがない。そのツケが残業代ゼロ、消費税大幅値上げ、国家に忠誠を誓え、ということになってくる。政治家三流というのは、もはや日本の伝統文化なのか。