2ちゃんねる強制執行か?

 2ちゃんねるの管理人のひろゆき氏が、掲示板の管理者責任を問われた裁判の賠償命令を無視し続けてきて、財産差し押さえになるかもしれない。それで2ちゃんのドメインも差し押さえになるかもしれないということらしい。
 2ちゃんといえば、犯行予告の書き込みやら、誹謗中傷ギリギリの批判、特定サイト叩きや吊るし上げの祭りなどなど何でもありで「掲示板が社会問題となっている」などと言われるときには、それは2ちゃんだけのことだったりする。2ちゃんをインターネット上の悪の巣窟みたいに思い込んでいる人も多いだろう。
 2ちゃんは、変な意味で大人の掲示板だろう。大人なら公の場では決して言わないような本音が見え隠れする。それが下手なきれいごとより、はるかに核心を突いている発言だったりすることがある。コイツ只者ではないなと思える発言が見つかることもある。それを感じる人も多いから、あれだけ2ちゃんのアクセス数の増加になっているのだろう。何でも勝手なことを書けると思っている、いわゆる「厨房」が入り込むところではなさそうだ。事件になっているケースは、ほとんどそこを勘違いした人間が起こしているように思える。2ちゃんがわかっている人は、仮に2ちゃんがなくなっても困るという人はいないだろう。また本音を仕込める場を探すだけだ。ただ、ひろゆき氏が裁判を無視し続けたことはともかく、掲示板の管理人にどれだけ責任を問えるのかという点では、Winnyの裁判などと同様に疑問は残る。