大学入試センター試験

 特に何も関係ないが、今年もセンター試験の時期になった。以前は成人の日と重なっていたりしたと思ったが、最近は祝日もわけがわからなくなった。暖冬のため、大雪の影響で試験開始が遅れるということもなかったようだ。

 みなさん大変だね、といっても受験生ばかりでなく、知り合いの大学の先生は私立なのに土、日に朝早くから遅くまで駆り出されるらしい。試験運営に不手際があって受験生から苦情があったりすると、大学の信用が落ちたり、下手をするとトラブルの発生を手ぐすねを引いて待っているマスコミの餌食にもなりかねない。特に英語のヒアリングだかリスニングだかのときは、機器のトラブルや、質問があっても声を出してはいけないそうで、身振り手振りで答えないといけないらしい。

 試験といえば、高校入試から就職試験、公務員試験、資格試験まで、合格も不合格も経験があるが、あまりいい思い出はない。ここ一番での後悔ばかり残っている。さすがにセンター試験世代ではないが、1次・2次試験というのは経験がある。問題は2次試験だ。1次試験に合格して気が緩むと?、2次試験で失敗してぬか喜びになる。そもそも1次試験で不合格になるくらいなら、もともと志望校の選択の間違いなわけで、1次試験に合格するのは当たり前なんだよな。いわゆる足切りのわけで、採点側が面倒くさい2次試験の答案の数を減らすことだけが目的のわけだ。
 もっともセンター試験は、ただの1次試験の位置づけではなく、特に私立大学では選抜ではなく、旧国立大学並みに参加していることに、受験生集めのためのステータスを求めているのだろうか。


 入学試験なんて、いつの時代でも世の中の必要悪だろう。人間の社会が続く限り、どう教育を変えようが、試験がなくなることはないだろう。ただ、歳をとってもどこか「勉強=試験対策」の発想から抜け出せないのは困ったものだ。