宮崎に鳥インフルエンザ

 東国原知事の着任を待っていたかのように、宮崎に鳥インフルエンザが発生し、知事は挨拶もそこそこに現地を視察し、さっそく行政手腕が問われているという。作業服で登庁した知事だったが、その姿勢はズバリ当たったようだ。マスコミに一挙一動が注視されて、やれ知事の椅子がどうしたとか、美人の秘書が・・などと茶化されているくらいなら、それどころじゃない難題が息をつく暇がないくらいに押し寄せて、ここしばらくはそれに真剣に取んでいけば、知事も評価されてくるだろう。そのまんま東もタレント人生から一転、人生の勝負所を迎えることができて、ある意味幸せというものだ。多くの人間は、勝負所も迎えられないまま、無為な時間を過ごしてしまうことの方が多いのだから。


 さて、鳥インフルエンザはインフルエンザの一種ではあるが、人間への影響が今後どう変わっていくのか、どうも予想がつかないようだ。他国では空気感染して肺炎で人間が亡くなったケースもあるらしいので、影響はゼロではない。ウイルスが突然変異によってどうなるか、見当がつかないらしい。一説では、家畜の豚は、鳥インフルエンザにも人間のインフルエンザのどちらにも感染するので、両方に同時に感染すると、体内で鳥インフルエンザと人間のインフルエンザのウイルスが合体した強力な新種のウイルスが、突然変異によって出現する恐れもあるらしい。そうなると、これまで牛のBSE鳥インフルエンザは怖いが、豚だけは安心して肉も食えると思っていたのが、実は一番危険なことになる可能性もあるわけだ。まだ未知のウイルスや、社会ではテロやコンピュータ・ウイルスが、あと地震地球温暖化?と、最近はなんだか目には見えない脅威が増してきているようだ。