セリエAで暴動

 森本が日本人最年少でゴールを決めたばかりのセリエAカターニャの試合中にサポーターの暴動が発生し、警官1人死亡、試合は中止となり、さらにはセリエA全体の試合がが無期限停止になりそうとのこと。

 幸い森本は試合で出番がなかったこともあり、無事だったようだが、ひどい話だ。もともとサッカーのフーリガンは悪名高いが、同じシチリア島に本拠地を置くチーム同士のサポーターの対立による暴動だという。イタリア人は良く言えば情熱的、悪く言えば挑発的かキレやすいのか、不名誉ながらさすがシチリア島はマフィア発祥の地だと思われても仕方がない。
 中東みたいに宗教上の対立ならいざ知らず、サッカーの応援でここまで対立するのも、国民性なのだろうか。サッカーでは歴史が浅いとはいえ、スポーツの応援などでは少し大人し過ぎるくらいの日本人には理解しかねる。
 もし、このままシーズン打ち切りになどなると、クラブチームの経営はどうなるのか。昨年は八百長騒動で打撃を受けたばかりだというのに。選手は試合に出られないまま1年過ごすことになるのか。高額契約の選手への不払いとか、そしてそのまま解雇される選手も増えて、日本人選手も帰国せざるをえなくなるかもしれない。たかがスポーツの場にテロが発生したみたいで、嫌な気分になった。