プログラマの権利宣言

 ちょっと注目URLで話題になっている、半分ネタのような「プログラマの権利宣言」は面白い。プログラマの待遇改善を訴えているというより、プログラマの心がけのようなものを主張しているように思える。

プログラマの権利宣言 (Jeff Atwood)

そういえば同じ人の文はGoogleネタを書いたときに読んだばかりだった。こちらの方のGoogleの初期サーバーの話も面白い。

Googleのようにコンピュータを組み立てる (Jeff Atwood)

職業的プログラマではない自分が、ここで言っている「権利」を検証してみる。

  • すべてのプログラマは2つのモニタを持つ権利を有する

PCは数年しか持たないが、モニターは10年持つ。買うときは、PCよりもモニターに注意すべきだ。で、複数マシンがあるのが普通なので、古いモニターはインストール時などのテスト用に残している。

初心者の方が最近買ったばかりの高性能PCを持っているものだ。高性能PCは欲しいが、金の捻出と古いPCの廃棄に頭を悩ます。

  • すべてのプログラマはマウスとキーボードの選択の権利を有する

マウスはともかく、キーボードはほとんど生命線だ。キーボードが快適なだけで何か良い仕事をしている気分になってくる。

PCに向かう仕事のときばかりでなくほしいけど、あまり快適だと、椅子で寝てしまうかもしれない。

  • すべてのプログラマは高速なインターネット接続を持つべきである

インターネットどころか、LANが遅いままの職場さえある。ネットを仕事にしていない人には、高速インターネットも遊ぶだけの道具に成り下がっている場合もある。ネットワークインストールなんかする場合、遅いと半日以上かかったりする。

  • すべてのプログラマは静かなる仕事環境を持つべきである

だいたい昼間は電話が来たり、人が来たりで、集中してアイデアを考えていたりはできない。結局、重要な部分は夜遅くの仕事になってしまう。


プログラマというが、日本とアメリカでは意味合いが違うだろう。日本では下請けで末端的な業務をやる人のイメージが強く、アメリカでは本当に有能な人を指しているのだろう。いわゆるハッカーと言われるような人たちか。


経験上、あえて自分が1つ付け加えるとすれば、次のようなことか。

  • すべてのプログラマは他人とのコミュニケーション術を身に着けるべきである

もちろんメールが使えるとかケータイを持っているとかいうレベルの話ではない。これは権利より、むしろ義務の方に近いか。