VistaがiPodにヘルプ?

 想像通りWindows Vistaが売れていないらしい。自分の周囲の話を聞いても、PCがよくわからない人が新規にPCを買ったはいいが、設定とかを経験者にやらせたりするのだが、トラブル続きでその経験者泣かせであるらしい。どう見てもXPに比べてスペックが高すぎるし、セキュリティ強化と称する部分でのトラブルが多いらしい。売れたのは、発売初期の新しい物好き(アーリーアダプタというのか)くいで、特にまとまったライセンスを買うような組織には売れていないだろう。時期的にも当然だと思うが。

Vista搭載PCが売れない、iPod対応は起爆剤になるか

 そんなVistaに、およそイメージ的に結びつきにくいiPodを対応させるという。よく意味がわからないが、iPodを買った人は自動的Vistaユーザにカウントされてしまうことになるのだろうか。なんだか粉飾決算のようだ。


 昔はWindowsMacintoshでOSのシェア争いなんて時代もあった。いや勝負にはならなかったが、熱狂的なMac信者はそう思い込んでいた。その後、ビル・ゲイツが個人的に親しいスティーブ・ジョブスがアップルに復帰したのを機に、アップルと提携したりして助けた形になった。独占禁止法を恐れてアップルを生かさず殺さずにしたという説もあった。


 今回はその時の恩を返せということか。人気の高いiPodと強引に結びつけることで、少しでも売り上げを伸ばそうという、藁にもすがる思いなのだろうか。