はてな設立6周年

 はてなが2001年から、15日でちょうどオープン6周年だという。世間的な感覚だと6年くらいだと、まだまだ日が浅いというところだろうが、ITの世界ではもうずいぶん日時がたっているように思える。なにしろあのGoogleでさえ、8年の歴史しかないのだから。

「はてな」設立6周年、モバイル版サイトがiモード公式サイトに

自分は、はてなダイアリーで利用し始めて、まだ1年も経っておらず、携帯はじめブログ以外のサービスもいまだによくわかっていないのだが、ブログだけはどういうわけか、はてなが性に合ったようである。実際書いていて思うことは、世の中にはブログを書きたがる人は多いものだな、ということである。日本人の特性の1つの反映でもあるかもしれない。


 自分はどちらかというと、自らブログを書いて利用することよりも、ブログやSNS、今で言うところのCGM(Consumer Generated Media)を構築したり、提案したりすることに関心があるのだが、そのためにも既存のサービスを試してみたほうがよいという気持ちで、いくつかのブログも渡り歩いたりしてみた。もちろん今でも開設はしているものの、1年前から更新していないなどザラである。また自ら、Linuxサーバーに Movable Type や Wiki を組み込んだりもしている。今は OpenPNE などにも挑戦中である。
 ネットには、ゴチャゴチャといろいろ画面にあるブログもあれば、寂しく感じるほどシンプルなブログもある。ゴチャゴチャしている方はテスト書き込み1つしただけで、コメントスパムみたいなものもやってくるし、寂しい方は本当に誰も見ていない感じである。


 「ブログは日記ではない」というのが自分の持論である。日記ならば他人に読んでもらうことを期待する必要はないし、本人の覚え書きのようなものだから、どんなにわけのわからないことを書こうが、自分さえ理解できればよいのだから、どんな書き方もできる。

 ブログとなれば、公開している以上、知らない通りすがりの誰かには見られている可能性があるから、最低限の身だしなみは整えようとする。ちょっと街中に出かけるような心境である。といって、あまり構えたよそ行きにもなりたくない。
 この微妙な緊張感が、文章を書き続けられている動機かもしれない。その微妙な部分が自分には「はてな」がちょうどよかったのかもしれない。「キーワードのリンク」もその微妙な緊張感の1つであるかもしれない。同時に、キーワードが時事ネタにもつながるから、書くネタもなんとか続いている感じだ。
 それとなんといっても、ネットでネッタ?を仕入れながら書けるから楽である。これを新聞や本を片手に書くようなら、なにかレポートでも書かされているようで、仕事でもなければやる気にならない。


 書くネタには案外困らないが、やはり書く気分にならないとか、スケジュール的に疲れ果ててキーボードの前で寝てしまいそうなときが一番問題である。気分が乗っているとき、2,3日分まとめて書くときもある。それから、時間もないのにあれもこれもと書きすぎになりがちなのも困る。くどい、冗長になり過ぎるのは歳をとった証拠なのだろうから、ブログにあまり時間を取られるべきでないと自重しながら書くこともある。

 内容のジャンルは違っても、3ヶ所ぐらいのブログを並行して書いている人もいるという。さすがにそこまではできないが、ブログでなくてもネットをうまく活用して、複数の仕事を同時並行してこなせる方法はないものかと思案はしているところである。


 ともあれ、はてなには今後とも、なにかとユニークなサービスの発展を願っているところである。