IBM無償オフィス好調?

 先日IBMが公開したフリーのオフィスソフトの人気が上々のようだ。やはりタダ物は、タダものではない?

IBMの無償オフィスが10万ダウンロード

 公開1週間で100万人のアクセスと10万件のダウンロードがあったという。IBMのブランド力や信用もさることながら、やはり長年のMicrosoft Officeの独占状態に閉塞感を感じている人が、世界中には多いということではないだろうか。ビジネスにしろ個人利用にしろ、好き好んでMicosoft Officeに投資して利用したいと思っているわけではない。むしろ仕事上しかたなくとか、それしかソフトが入っていないから使っているというのが現実だったのではないか。Word/Excelを使うことが重要なのではなく、共通仕様の文書となっているOffice文書が作れればいいだけの話のはずである。
 その意味では、やはりODFが近い将来の公文書の標準フォーマットになることの意味は大きいと思われる。Microsoftもあの手この手で、全力で阻止にかかるだろう。


 国内では日本版が出ないことには、当面は推移を見守るしかないだろう。ただこれでGoogleが推奨するSunのStarSuiteOpenOffice.orgと並んで、確実にOffice代替の動きは加速してくるだろう。