Adobeもオンラインワープロ投入へ
オンラインPhotoshopが公開されそうなAdobeが、オンラインワープロも出しそうである。Office代替のオープンソースやWebサービスは、ますます競争が激化してきそうだ。
Adobe、オンラインワープロのVirtual Ubiquity買収(ITmedia)
GoogleがオンラインのGoogleドキュメント、SunのStarSuite、OpenOffice.org、IBMのLotus Symphonyその他と、Office代替市場は空前の?盛り上がりを見せてきているようにさえ思える。その中でAdobeは一般ユーザよりもデザイン系、クリエータ系相手が主だけに、独自の路線を歩んできているように思える。PhotoshopだけでなくPremiereをYouTubeに対応させたりしてきたが、ここにきてオンラインワープロのメーカーも買収して、次はどういうサービス展開をしてくるのか。
文書といえばPDF文書の規格を作ったAdobeだけに、ただのワープロを追随して公開するだけとは思えない。デザイン系と組み合わせたものか、独自のコンセプトのものにしてくる公算が高い。オンラインオフィスがデスクトップのオフィスと決定的に異なる部分で、文書のリアルタイムでの共有ということは、もはや常識になってきそうだ。ただ実際の場面で、共有しながらどういう作業を行えるかは、今後の普及と使われ方を見ていくしかないだろう。
こういう仕様ですから、こういう風にだけ使ってくださいと、メーカーの都合だけを押し付ける時代は終わったように思える。分野ごとに都合のよいインターフェースを持ったWebサービスが存在してもよいだろう。ただ、文書形式だけは共通になっているというのが健全なソフトウェアのあり方だろう。Microsoft Officeだけはそうなっていないと感じる人は、Office 2007を見る限りでも多いだろう。