ATOK X3 for Linux
あのジャストシステムの日本語入力システムのATOKのLinux版の新版が出るそうだ。Linuxの日本語クライアントとしての成功のカギは案外ATOKが握っているような気がしているのだが、現状での利用率はどうなのだろうか。
ジャストシステム、Linux版日本語入力システム、電子辞典検索機能も搭載(CNET Japan)
ATOKといえばワープロの一太郎だったが、もはや一太郎など使ったことがないというPCユーザの方が多くなっただろう。何しろ、小学生の頃からWordをやっているような時代である。
ATOKは一太郎に付属するソフトと言われていたが、パワーユーザほど、ATOKが主で一太郎の方がオマケだ、という言い方さえしていた。それだけ日本語入力の効率に影響しているということである。Linuxは特に日本語環境では日本語入力が最大の問題だろう。Windowsに慣れてしまっているユーザにとっては、Cannaなどではイマイチだろう。ATOKは名前の通り、すでにバージョン13である。
ただ、オープンソースのLinuxの中にATOKだけが有償ライセンスというのが、やはり違和感のあるところだ。多くのソフトがそうであるように、有償版とフリー版の両方を用意したらどうなのだろうか。そして一太郎はWebベースのワープロに移行するべきだと思うのだがどうだろうか。