YouTubeが年間検索ランキング3位

 早くも2007年のgooの年間検索キーワードランキングが発表されている。それによれば「YouTube」が「Yahoo」、「Google」に続き、一気に3位に躍進し、mixi」や「2ちゃんねる」を追い抜いたようだ。

gooの年間検索ランキング、「YouTube」が「2ちゃんねる」を上回る(Internet Watch)
goo 2007 年間ランキング

 ここ何年か検索キーワードのランキングによって、その年のネットの世界のトレンドがわかる傾向にある。いやネットの世界だけでなく、ネットが普及した現在では世間そのもののトレンドに一致しつつあるかもしれない。
 ここ1〜2年はmixiが話題の中心であり、2ちゃんねるのアクセス数を上回ったことで、SNSのトレンドが大きくなったことを示していた。それ以前は文字情報だけの2ちゃんねるがネットの掲示板で社会的影響力が最も大きいことを示していたものだった。
 mixiにしろ2ちゃんねるにしろ国内限定のものだったが、YouTubeは全世界的な動画配信のトレンドがそのまま国内にも反映された感じである。最も国内的には、やはりテレビ番組などの決定的シーンを見られることが話題になり、著作権問題でも話題になっていることが大きいのだろう。


 YouTubeが黒船来航みたいなものならば、それに影響されたニコニコ動画など国内向きのものも同様に伸びている。Google-YouTube2ちゃんねる-ニコニコ動画のランキングの相関が高いかもしれない。
 国内トップは相変わらずYahooである。他の分析で若い人はYahoo、熟年層はGoogleという見方もあったが、コンテンツの見栄え、内容によるのだろうか。日本だけの特殊な傾向のようなので、いつまで続くのかはやや興味深い。


 Wikipediaの伸びも大きいとのことだが、「Wikipedia」というキーワードそのものよりも、Googleから一般のキーワードを入力すれば、必ずWikipediaのページが上位に来るので、いつのまにかアクセスしていることが多いのではないだろうか。もっとも自分は初めからWikipediaのページで調べたいときには「脳内メーカー Wiki」などとしている。
 Wikipediaといえば百科事典的内容だけでなく、芸能人経歴のようなものまでほとんどある。確かにランキング上位に来ている「沢尻エリカ 別に」(160万件)だの「中川翔子」(280万件)だの、よく知らないので、以前に自分も調べたことがある。最近だと「若槻千夏」(235万件)か(笑)。はてなダイアリーでのキーワードも上位に来るようになった。


 今後は画像検索よりも、見たい動画タイトルの検索が増えてくるような気がする。Truveoのような動画検索専門サイトばかりでなく、一般検索でも関連動画のあるYouTubeなどが常に上位に来るようになってくるかもしれない。