ドコモ905i発売

 消極的携帯電話ユーザではあるが、今回は発売日とともに905iに機種変更してしまった。初代FOMAが出て以来のことかもしれない。当時のFOMAは全く使えないもので、FOMAを持っていること自体が恥ずかしいと思えるほどだった。さすがに時代が変わり、カメラばかりでなく、ワンセグだお財布だGPSだと多くの機能が搭載されるようになり、初代FOMAを購入したときにドコモの窓口のお姉さんに「新しいもの好きですね」と言われた頃とは隔世の感がある。


 今回の購入動機は単純で、月々の基本料金がバリュープランと称して、大幅に安くなるからである。常々日本の携帯料金は高すぎて携帯の後進国だと思っていただけに、個人的にそれが少しでも緩和されるならばという思いである。そもそも固定電話とプロバイダ料金などを含めた通信料金の総額で月額1万円にはなっているはずである。ネットはそれなりに使っていて固定料金だからよいのだが、自分は使用頻度が少ない割には携帯の方が1ヶ月あたりに支払い額は大きい。通信費用というより、携帯キャリアの設備費のために寄付しているようなものである。


 とはいえ、携帯ハードの購入費が5万円を超えているので結局、2年間はトータルでそれほど支払う額は変わらないようではある。それでもポイントを使ったりして、なんとか4万円台の購入実費に落とすことができた。とにかくこれまでと同じ基本料金のまま支払い続けるのが我慢できなかったのである。実質の月額をデータ通信プランを含めて、これまで5000円くらいだったものを2000円台まで落とすことができた。


 いろいろなメーカーの機種が出ていていろいろな評価もあるが、自分はわりと何でもよいのだが、ずっとNECの機種で来たのでN905iにした。色はこれまであったブルーやシルバー系がないのでレッドにした。なによりインターフェースがガラリと変わることが面倒くさいからである。他メーカーでAQUOS携帯だとかBluetoothだとか、横倒し画面などもあるようだが、大きな機能は変わらないだろう。多くの機能があっても、問題はその人が1日のうちにどれだけ携帯を操作している時間があるかということだろう。ワンセグで1時間ドラマをずっと見ているとも思えない。


 そういえば、電車の中で新機種をいじくっていて、はっと気がついてみたら、電車の向い合せの1区画(というのか)で自分を含めて5,6人も同時に携帯を見ていたので、ちょっと寒くなった。昔のように本や新聞を読んでいる人とかは減った気がする。コミュニケーションや暇つぶしの時間の使い方がずいぶん変わったのだろう。


 さて次に機種を変更するであろう2年後以降は、日本でもiPhoneAndroid仕様の携帯になっているのだろうか。